公開日 2024年10月22日

 松江キャンパスでは,10月13日(日)にホームカミングデー2024<第8回島大会員のつどい同時開催>を開催しました。この催しは,卒業生をはじめ,在学生,保護者,島大会員,地域の方および教職員OB・OGなどをお迎えして,島根大学との交流を深めていただくことを目的として開催するものです。今年度は2016年以来8年ぶりの開催で,79名の方にご参加いただきました。

 

 ホームカミングデーは2部構成で,第1部ではまず大谷学長から,島根大学の現状や将来構想についての説明,支援基金へのご寄附への感謝と本基金による学生支援事業の紹介がありました。続いて,「エネルギー問題を材料から解決する」をコンセプトに昨年度新設した材料エネルギー学部の山田 杏美(2年)さんから,「新しいことへの挑戦」と題し,材料エネルギー学部に進学したきっかけや当該学部の特徴的な学びである「アントレプレナーシップ教育」などについて発表がありました。最後にボート部の元主将で生物資源科学部の原田 一平(3年)さんから,創部70年の伝統を持つボート部を,部員不足による休部から再興した取組についての発表と,支援基金へのご寄附により部活動が継続できていることへの感謝の意が表されました。

 第1部と第2部の合間には,会場のあちこちで,久しぶりの再会を果たした卒業生同士や恩師との旧交を温める姿がありました。

 第2部では,法文学部の野本 瑠美准教授から「和歌から読み解く平安文化」と題し,小倉百人一首では僧正遍昭の名で知られる良岑宗貞が詠んだ1首を題材に,和歌の内容や和歌が詠まれた際のTPOなどについて丁寧な解説があり,参加者が興味深く聞き入っていました。

 司会進行は,放送サークル所属で法文学部3年の杉谷 知光さんが務め,盛会のうちに幕を閉じました。
 

 参加者からは第1部について,「大学が目指すビジョンを知ることができた」,「島大生が今何を考え,何にエネルギーを向けているのかよく伝わってきた。」との感想が,第2部についても「とてもわかりやすく,思いがけず深い掘り下げを短時間で味わうことができ,大学の学びのすばらしさを感じることができました。」との感想がありました。また,今後の継続開催のご要望も多くいただきました。

 当日は島根大学オリジナルグッズの販売もあり,参加者には島根大学の焼酎などをご購入いただきました。また,大学祭「淞風祭」も開催しており,ホームカミングデー終了後,参加者には淞風祭もお楽しみいただきました。

 島根大学では,今後も卒業生をはじめとした皆さまに島根大学の「今」を知っていただくとともに,皆さまとの交流を一層深めるため,ホームカミングデーを開催していきますので,次回の開催の際にはぜひご参加ください。
 


会場全体の様子

大谷学長による大学活動紹介

材料エネルギー学部 山田さんの発表

ボート部 原田さんの発表

法文学部 野本准教授による講演

島根大学オリジナルグッズの販売

島根大学オリジナルトートバッグ