公開日 2022年08月02日

 令和4年7月27日(水)に島根大学において,山陰ケーブルビジョン株式会社 石原俊太郎代表取締役社長,本学 服部泰直学長ほか関係者が出席し,「山陰ケーブルビジョン株式会社及び国立大学法人島根大学の連携協力に関する協定」の締結式を行いました。

 

 この協定は,山陰ケーブルビジョン株式会社様と本学が緊密な連携のもと,島根県の将来を支えていく意欲を持つ優秀な人材をともに育成するとともに,本学学生の島根県内への定着促進に寄与することを目的としております。

 

 具体的には,今年度創設した,協力企業様からの寄附金を原資として島根県内就職を目指す学生へ支給する「県内定着奨学金」制度について,本協定締結による山陰ケーブルビジョン株式会社様からの寄附金も原資として加え,「県内定着奨学金」を拡充していきます。

 

 協定締結式に出席した山陰ケーブルビジョン株式会社 石原社長からは「最近の少子高齢化による生産年齢人口の減少は,地域にとって喫緊の課題となっている。こうしたなかで,将来を担う若者が地域と一緒に成長し,地域に残る選択をしてくれるような教育を地域も一緒になってやっていくことは非常に重要なことであると考えている。高校から大学,大学から企業,それぞれがしっかりと連携を図っていくことこそ,地域に根差す,ふるさとを愛する,県外に出ても地域に帰ってくる若者たちを育てていくのではないかと思う。長く継続して,支援させていただくことで,島根大学の教育の充実や地域一体となった将来を担う若者づくりに資するように活かしほしい。また,学生たちの地域に残る思いを大事に育んでほしい。」とのお言葉がありました。

 

 また,本学 服部学長より,「島根大学の学生が島根県に思いをもって,さらにその思いを島根県に残ることで形に残し,島根県のこれからの発展に向けて頑張る。そういうことが,今の島根大学にとって最も大きなミッションである。この度,連携協定で山陰ケーブルビジョン株式会社様から賜る寄附金については,県内定着奨学金として,県内に就職を希望する学生に支援する。何とかして島根県のためにこういう形で支援していただく山陰ケーブルビジョン株式会社様の気持ち,これが我々にとっては一番ありがたい。この気持ちをしっかりと受け止めて,大学の教育に取り組んで参りたい。」との発言がありました。

 

            左から島根大学 服部学長,山陰ケーブルビジョン株式会社 石原社長

 

             協定書にサインをしている様子

お問い合わせ

総務課